チョコペンで文字をきれいに書く方法は3つのコツ|にじみ・ガタガタを防ぐ温度と書き方を解説

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クッキーやチョコプレートに名前やメッセージを書こうとしたら、線がガタガタになったり、文字がにじんで読めなくなったり、書いている途中でチョコが固まって出てこなくなったり……。せっかくのプレゼントなのに「なんだか不器用な仕上がり」になってしまった経験、ありませんか。チョコペンは100均でも手に入る気軽な道具ですが、いざ文字を書くとなると意外と難しいものです。

でも安心してください。チョコペンで文字をきれいに書けるかどうかは、絵心やセンスではなく「準備と温度管理」でほぼ決まります。具体的には、(1)45℃前後のお湯でムラなく溶かす、(2)一定の速度で書く、(3)下絵をなぞる、この3つを押さえるだけで仕上がりが見違えます。プロのパティシエが特別な才能で書いているわけではなく、固さと速度をコントロールしているだけなのです。

この記事では、チョコペンの2タイプの選び分けから、湯煎温度・先端のカット幅といった下準備、にじみ・ガタガタ・固まらないといった失敗の直し方、冷蔵庫で固めてはいけない理由まで、文字をきれいに書くための具体的な数字とコツをまとめて解説します。

📌 この記事でわかること

・チョコペンで文字をきれいに書く3つの基本コツ(温度・速度・下絵)
・速乾タイプとソフトタイプの違いと、文字書きに向くのはどちらか
・湯煎温度45℃・先端カット1〜2mmなど、仕上がりを左右する具体的な数字
・にじむ・ガタガタ・固まらないを防ぐ失敗対策と直し方

目次

チョコペンで文字をきれいに書く方法は「温度・速度・下絵」の3つで決まる

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最初に結論からお伝えします。チョコペンで文字をきれいに書くために必要なのは、特別な技術ではなく「チョコの固さを一定に保つ」ことです。これを実現する具体的な要素が、湯煎の温度・書く速度・下絵の3つ。ここを意識するだけで、ガタガタやにじみの大半は防げます。まずは全体像をつかんでおきましょう。

きれいに書ける人は「固さの管理」をしている

チョコペンで上手に書く一番のポイントは、チョコを「とろっと垂れるけれど流れすぎない」固さに保つことです。溶かしたての熱い状態はサラサラすぎて線が太くにじみ、逆に冷めかけた状態は出が悪くガタつきます。理想は、ペンを傾けたときに糸を引くようにゆっくり流れる程度。この固さなら、線の太さが安定して文字の輪郭がはっきりします。プロが涼しい顔で書けるのは、この「ちょうどいい温度帯」をキープしているからです。書いている途中で出が悪くなったら、無理に押し出さず、もう一度湯煎で温め直すのが鉄則。固さが変わるたびに線の質も変わるため、こまめなリセットが均一さにつながります。

必要な道具は3つだけ|お湯・キッチンペーパー・つまようじ

きれいに書くために特別な道具は要りません。用意するのは、湯煎用の40〜50℃のお湯を入れたカップ、チョコペン先端を拭くキッチンペーパー、そして細部を整えるつまようじの3つです。お湯はマグカップ1杯分あれば十分で、温度計がなければ「指を入れて少し熱いと感じる程度(45℃前後)」が目安。沸騰したての熱湯は禁物です。キッチンペーパーは、書き始める前に先端についた余分なチョコを拭き取るために使うと、最初のひと垂れのダマを防げます。つまようじは、にじんだ線を削ったり、点を整えたりする修正用。この3点をそろえておくだけで、書き直しのストレスがぐっと減ります。逆に、これらがないまま勢いで書き始めると、温度が下がってリカバリーできなくなりがちです。

失敗の9割は「準備不足」から起きる

線がガタガタになる、文字がにじむといった失敗は、書く技術そのものより準備段階に原因があることがほとんどです。湯煎が足りずチョコが固いまま書き始める、下絵がなくぶっつけ本番で書く、土台のチョコが温かいうちに書いてしまう——これらはすべて準備でつぶせるミスです。逆に言えば、温度を整え、下絵を用意し、土台を冷やしておけば、文字を書く動作自体はとてもシンプル。「書くのが下手」と思っている人ほど、準備を変えるだけで仕上がりが激変します。次の章から、タイプ選び・下準備・書き方・失敗対策の順に、具体的な数字とともに掘り下げていきます。なお、チョコペンそのものの基本的な扱い方は次の記事でもまとめています。

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そもそもチョコペンは2種類|速乾タイプとソフトタイプの選び分け

「きれいに書けない」と悩む人の中には、そもそも用途に合わないタイプを選んでいるケースが少なくありません。チョコペンには大きく分けて「固まる速乾タイプ」と「固まらないソフトタイプ」の2種類があり、書きたいものによって選ぶべきタイプが変わります。ここを間違えると、どんなにテクニックを磨いても思った仕上がりになりません。

速乾タイプは「固めて飾る」文字向き

速乾タイプ(ハードタイプ)は、常温で数分置くとパリッと固まるチョコペンです。クッキーの上の名前、チョコプレートのメッセージ、立体的なチョコ細工など「書いたあと固定したいもの」に向いています。固まるとチョコが動かなくなるため、ラッピングしても文字が崩れず、バレンタインやクリスマスのプレゼントに最適。使うときは容器ごと40〜50℃のお湯で湯煎し、中身をやわらかくしてから書きます。注意点は、湯煎しないと固くて出てこないこと。そして書いている間にもどんどん固まり始めるため、スピードが求められます。文字を書く目的でチョコペンを買うなら、基本はこの速乾タイプを選ぶのが正解です。

ソフトタイプは「冷たいもの・直前デコ」向き

ソフトタイプは、時間が経っても固まらないように植物油脂を多く配合したチョコペンです。バースデーケーキの生クリームの上にメッセージを書く、アイスやムースなど冷たいデザートを飾る、といった「固める必要がない・むしろ固まると食感が悪い」場面に向いています。湯煎なしでそのまま使える手軽さも魅力です。ただし、クッキーやチョコプレートに書いて持ち運びたい場合には不向き。固まらないので触ると伸びてしまい、ラッピングで擦れて台無しになります。「チョコペンが固まらない」という悩みの多くは、実はソフトタイプを固めようとしているケース。これは失敗ではなく仕様なので、用途に合わせて選び直すのが解決策です。

タイプを見分けるパッケージの読み方

店頭で見分けるには、パッケージの表記を確認します。「速乾性」「すぐ固まる」「湯せんで使う」と書かれていれば速乾タイプ、「やわらかいまま」「そのまま使える」「ケーキのメッセージに」と書かれていればソフトタイプです。100均でも両方売られており、ダイソーやセリアでは色のバリエーションも豊富。迷ったら、文字書き・お菓子デコには速乾タイプ、生ケーキのメッセージにはソフトタイプ、と覚えておけば失敗しません。下の比較表で特徴を整理しておきます。

🍫 速乾タイプ・ソフトタイプ比較表(ショコラの手帖調べ)

項目 速乾タイプ ソフトタイプ
固まり方 常温で数分で固まる 常温では固まらない
使う前の準備 40〜50℃で湯煎 湯煎なしでそのまま
向く用途 クッキー・プレートの文字、固める飾り 生ケーキのメッセージ、冷たいデザート
持ち運び 固まるので◎ 擦れて崩れやすい△

書く前の準備で仕上がりの8割が決まる

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文字をきれいに書くうえで、実は最も差がつくのが書く前の下準備です。湯煎の温度、先端のカット幅、下絵の用意、土台の温度——この4点を整えるだけで、書く動作そのものは驚くほど簡単になります。ここを丁寧にやるかどうかで、仕上がりの8割が決まると言っても言い過ぎではありません。

湯煎は45℃前後|熱湯はNG

速乾タイプを使う前の湯煎は、40〜50℃のお湯が適温です。温度計がなければ、沸かしたお湯に同量の水を足して「少し熱いお風呂より熱い程度」を目安にします。チョコペンを袋ごとお湯に浸け、中身がとろりとやわらかくなるまで2〜3分。途中で何度か袋を揉んで、固まりが残っていないか確認します。ここでやりがちなのが、早く溶かそうと熱湯を使うこと。60℃を超えるとチョコの油脂が分離してボソボソになり、文字がにじむ原因になります。逆に温度が低すぎると溶け残りで線が途切れます。45℃前後をキープし、書いている途中で固くなってきたら再び湯煎し直すのがコツです。湯煎の温度管理はチョコ全般に共通する基本なので、あわせて確認しておくと失敗が減ります。

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先端のカットは1〜2mm|小さく切るのが鉄則

チョコペンの先端をハサミで切るとき、つい大きく切ってしまいがちですが、文字を書くなら切り口は1〜2mmの小ささが理想です。細い線のほうが文字の輪郭がシャープになり、にじみにくくなります。大きく切ると一気にチョコが出て線が太くなり、細かい文字がつぶれてしまいます。「足りなければ後から切り足せる」ので、最初は小さく切るのが鉄則。切り口は斜めではなく、まっすぐ垂直に切ると線の太さが安定します。複数の色を使うときは、すべてのペンの切り口を同じ幅にそろえると、文字全体の線の太さがばらつかず統一感が出ます。先端が詰まったときは、つまようじで穴を広げるか、再度湯煎して温め直しましょう。

下絵を用意すればフリーハンドより断然きれい

文字やキャラクターをきれいに書く最大の近道は、フリーハンドをやめて下絵をなぞることです。クッキングシートに書きたい文字を下書きし、その上からチョコペンでなぞって固め、剥がして使う「転写」の方法なら、失敗しても何度でもやり直せます。直接お菓子に書く場合は、つまようじで薄く下絵のアタリをつけておくだけでも、バランスが崩れにくくなります。特に名前やメッセージは、文字数と配置を先に決めておかないと、最後の文字が入りきらず窮屈になりがち。紙に実寸で配置を試し書きしてから本番に臨むと、余白のバランスまできれいに整います。下準備の手順を整理しておきましょう。

📝 文字を書く前の準備手順

1

湯煎で溶かす
40〜50℃のお湯で2〜3分。袋を揉んで溶け残りをなくす(熱湯は分離するのでNG)
2

先端を1〜2mmカット
垂直にまっすぐ小さく切る。足りなければ後から切り足す
3

下絵と土台を準備
クッキングシートに下書き or つまようじでアタリ。土台のお菓子はしっかり冷ましておく

文字をきれいに書く方法は「一定の速度」と「力加減」がカギ

準備が整ったら、いよいよ書く工程です。ここでの主役は「速度」と「力加減」。この2つを一定に保つことが、線の太さをそろえ、にじみを防ぐ決め手になります。手先の器用さよりも、リズムを意識するほうが上達への近道です。

線は一定のスピードで引くと太さがそろう

線をきれいに引く最大のコツは、書く速度を一定に保つことです。速度が途中で変わると、ゆっくりの部分は太く、速い部分は細くなり、線がガタついて見えます。一定のリズムで「すーっ」と引くことで、線の太さが均一になり、整った印象に仕上がります。とくに直線や曲線の長い部分は、途中で止まらず一気に引き切るのがポイント。止まるとその場所にチョコがたまって膨らみ、線にコブができてしまいます。最初はゆっくりでもいいので、「同じスピード」を意識しましょう。手首だけで書こうとすると動きがぎこちなくなるので、腕全体をゆったり動かすイメージで。書く前に紙の上で2〜3回素振りのように練習すると、本番の線が安定します。

力加減で線の太さを自在に変える

チョコペンは、握る力の強さで線の太さをコントロールできます。細い線が欲しいときは、クリームを優しく垂らすように軽く握り、ペン先を浮かせ気味にして糸を垂らすように書きます。逆に太い線やベタ塗りには、しっかり握って多めに出します。文字の「とめ・はね・はらい」を表現したいときは、書き終わりで力を抜くと自然に細くなり、手書き風の味が出ます。注意したいのは、ペン先をお菓子に押し付けすぎないこと。押し付けると線が潰れて太くなり、文字がつぶれます。ペン先は表面から1〜2mm浮かせ、チョコを「置いていく」感覚で動かすと、線が立体的にのって美しく仕上がります。力を一定にする練習として、まっすぐな線を何本か引いてみるのがおすすめです。

細かい文字は「点と線」に分解して書く

小さな文字や複雑な漢字は、一筆書きしようとせず、画ごとに区切って書くと格段にきれいになります。一画書くたびにペンを離し、次の画を改めて書く。こうすることで線の始点と終点がはっきりし、文字がぼやけません。点(てん)は、ペン先を軽くちょんと当てて素早く離すと、きれいな丸になります。にじみやすい人は、一画ごとに数十秒置いて少し固めてから次の画に進むと、線が混ざらず輪郭が保てます。書く順番は、上から下、左から右が基本。手やペンが書いたばかりの線に触れないよう、書く位置の配置を考えておくと、せっかくの線をこすってしまう事故を防げます。焦らず一画ずつ、が細かい文字の鉄則です。

📌 押さえておきたいポイント

きれいな線の3条件は「一定の速度」「一定の力」「ペン先を1〜2mm浮かせる」。長い線は止まらず一気に、細かい文字は画ごとに分けて書くと、にじみとガタつきの両方を防げます。

にじむ・ガタガタ・固まらない|よくある失敗5つと直し方

にじむ・ガタガタ・固まらない|よくある失敗5つと直し方の解説画像

ここでは、チョコペンの文字書きでつまずきがちな失敗を5つ取り上げ、それぞれの原因と直し方をセットで解説します。原因さえわかれば、ほとんどの失敗は次回から防げます。今うまくいかない人も、自分のケースに当てはめて読んでみてください。

失敗1:線がにじむ・ぼやける

書いた線がじわっと広がってにじむのは、チョコが熱すぎて柔らかすぎるのが主な原因です。湯煎したては温度が高くサラサラなので、書く前に1〜2分置いて少し固さを戻してから書きましょう。糸を引くくらいのとろみが出てからが書きどきです。もう一つの原因は、土台のお菓子が温かいこと。焼きたてのクッキーや常温に戻したチョコの上に書くと、熱でチョコペンが溶けてにじみます。土台は必ず完全に冷ましてから書くのが鉄則です。すでににじんでしまった文字は、固まってからつまようじで余分を削り取れば、ある程度は修正できます。にじみは「温度が高い」サインだと覚えておくと対処が早くなります。

失敗2:線がガタガタ・途切れる

線がガタついたり途切れたりするのは、チョコが固くなりすぎて出が悪いのが原因です。書いている間にもチョコは冷えて固まっていくため、出にくくなったら無理に押し出さず、もう一度湯煎で温め直します。固いまま力任せに押すと、急にドバッと出てダマになり、かえって汚くなります。途切れる場合は先端の詰まりも疑い、つまようじで穴を通すか、温め直して解消しましょう。また、書く速度が不安定だと線がガタつくので、前章の「一定の速度」を意識してください。手が震える人は、書く手の小指を台につけて支点を作ると、線がぶれにくくなります。

⚠️ 注意:チョコに水分は大敵

湯煎のお湯が1滴でもチョコに入ると、急に固まってボソボソになり、書けなくなります。袋を開ける前に表面の水滴をしっかり拭き取り、濡れた手で触らないこと。容器の口は常に上に向け、お湯が入らないよう注意しましょう。

失敗3:書いている途中で固まって出てこない

速乾タイプでよくあるのが、書き始めて数十秒で固まり、ペンから出なくなる現象です。これは速乾タイプの仕様であり、対策は「温め直しながら使う」こと。湯煎用のお湯を手元に置き、出が悪くなったらすぐ袋を浸して温める、を繰り返します。マグカップのお湯に挿しておき、書くときだけ取り出すスタイルだとスムーズです。長いメッセージを一気に書こうとせず、数文字ごとに温め直す前提で進めると失敗しません。電子レンジ対応の商品なら、固まってきたタイミングで数秒ずつ加熱する手もありますが、加熱しすぎは分離のもと。10秒ずつ様子を見ながら温めましょう。チョコの溶かし方の基本を押さえておくと、温度管理がぐっと楽になります。

失敗4:色チョコが分離してボソボソになる

ピンクや黄色などのカラーチョコペンは、温めすぎると油脂が分離してボソボソになりやすい傾向があります。原因は高温と水分。湯煎の温度を50℃以下に抑え、お湯が入らないように徹底するのが予防策です。一度分離してしまうと元には戻りにくいため、新しいものを使うのが確実。書く前にティッシュの上で少量試し出しして、なめらかに出るか確認してから本番に進むと、お菓子の上で失敗する事故を防げます。色を重ねて書く場合は、下の色が完全に固まってから次の色をのせると、色同士がにじまずくっきり仕上がります。

固め方と仕上げ|冷蔵庫NGの理由と乾かし方

文字を書き終えたら、最後は固める工程です。ここで急いで冷蔵庫に入れると、せっかくの文字が台無しになることがあります。正しい固め方と、つやよく仕上げるコツを押さえて、最後まで美しく仕上げましょう。

速乾タイプは常温・涼しい場所で固める

速乾タイプは、常温の涼しい場所に5〜10分置くだけで固まります。基本的に冷蔵庫は不要で、室温が25℃以下なら自然に固まっていきます。早く固めたいときは、エアコンの効いた涼しい部屋や、北側の窓際など気温の低い場所に置くのがおすすめ。急がず自然に固めることで、表面につやが出てなめらかに仕上がります。固まったかどうかは、表面をそっと触ってチョコが指につかなければOK。完全に固まる前に動かすと文字が崩れるので、書き終わったら触らずじっと待ちましょう。室温が25℃を超える夏場は固まりにくいので、後述の方法で対処します。

冷蔵庫で急冷すると「白い斑点」が出ることがある

「早く固めたいから冷蔵庫へ」とやりがちですが、これは失敗のもとです。冷蔵庫(約3〜5℃)で急激に冷やすと、チョコの表面に白い斑点や白っぽいムラ(ブルームと呼ばれる現象)が出ることがあります。これはチョコの油脂や砂糖が表面に浮き出たもので、食べられますが見た目が損なわれます。さらに、冷蔵庫から出したときの温度差で表面に水滴がつき、文字がべたついたり溶けたりする原因にもなります。これが「冷蔵庫で固めようとして失敗した」典型パターン。どうしても急ぐ場合でも、冷蔵庫は短時間にとどめ、出したらすぐに常温に戻し、表面の結露を避けるのが無難です。基本は常温でゆっくり、と覚えておきましょう。

ソフトタイプを固めたいなら冷凍庫を短時間

「ソフトタイプで書いたけど固めたい」という場合は、冷蔵庫ではなく冷凍庫(約-18℃)に5〜10分入れる方法があります。冷凍庫の低温なら、固まりにくい植物油脂もしっかり凝固します。ただし長く入れすぎると霜がついたり、出したあと結露でべたつくため、短時間で取り出して必要なときに使うのがコツ。そもそもソフトタイプは固まらない設計なので、しっかり固めたいなら速乾タイプを選ぶのが本筋です。用途を間違えて買ってしまったときの応急処置として、冷凍庫の活用を覚えておくとよいでしょう。なお、固めた後に常温へ長く置くとまた柔らかく戻る点には注意が必要です。

Q
夏場で部屋が暑く、速乾タイプが固まりません。
A
室温25℃超では油脂がゆるんで固まりにくくなります。エアコンで室温を下げるか、冷凍庫に数分だけ入れて取り出すと固まります。出したあとの結露に注意してください。
Q
書き損じた文字は直せますか?
A
完全に固めてから、つまようじやナイフの先で余分なチョコを削り取れます。下絵から転写する方法なら、失敗しても紙の上で何度でもやり直せます。

シーン別・用途別の使い分けとアレンジ

同じ「文字を書く」でも、書く対象や目的によって最適なやり方は変わります。ここではクッキー・チョコプレート・生ケーキといったシーン別の使い分けと、文字書きから一歩進んだアレンジのアイデアを紹介します。自分の作りたいものに合わせて選んでみてください。

クッキー・チョコプレートには速乾タイプ+転写

クッキーやチョコプレートに名前やメッセージを書くなら、速乾タイプを使い、できれば転写の方法を取り入れるのがおすすめです。クッキングシートに下絵を書き、その上から速乾チョコでなぞって固め、剥がしてお菓子にのせれば、直接書くより格段にきれいに仕上がります。プレートを自作する場合は、チョコモールド(型)を使うと厚みが均一なきれいな土台ができます。固まったプレートにメッセージを書けば、市販品のような仕上がりに。持ち運ぶプレゼントには、固まって崩れない速乾タイプが安心です。チョコモールドの使い方を覚えると、文字を書く土台づくりの幅が広がります。

生クリームケーキのメッセージはソフトタイプ

バースデーケーキの生クリームの上にメッセージを書くなら、固まらないソフトタイプが正解です。速乾タイプだと冷えたケーキの上で一瞬で固まり、生クリームのやわらかさと食感が合いません。ソフトタイプなら湯煎なしでそのまま書け、クリームになじみます。コツは、ケーキを冷蔵庫でしっかり冷やしておくこと。クリームが締まっていると、その上に書く文字がにじまず安定します。チョコプレートにソフトタイプで書いてケーキに挿す方法なら、書き直しもしやすく、当日の盛り付けもスムーズ。ケーキ全体のデコレーションのバランスも考えながら配置すると、より華やかに仕上がります。

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📌 シーン別の使い分けまとめ

・クッキー/チョコプレート → 速乾タイプ+転写で崩れず持ち運べる
・生クリームケーキのメッセージ → ソフトタイプでクリームになじませる
・冷たいアイス・ムース → ソフトタイプ(固まると食感が悪くなるのを防ぐ)
・たくさん練習したいとき → 板チョコ+自作コルネでコスパよく

逆張り視点:いきなり本番より「板チョコ溶かし+コルネ」が上達の近道

意外と知られていないのですが、文字をたくさんきれいに書きたいなら、市販のチョコペンより「板チョコを溶かしてコルネ(紙の絞り袋)に入れる」方が上達が早いことがあります。理由は、量を気にせず練習できてコストが安く、太さも自分で調整できるから。クッキングシートを三角に切って巻けば、自作のコルネが作れます。チョコペンは手軽な反面、容量が少なく、固まると温め直しが必要で練習量を稼ぎにくいのが弱点です。たくさん練習して感覚をつかみたい人は、板チョコ+自作コルネで線を引く練習を重ね、本番でチョコペンを使う、という二段構えがおすすめ。一定の速度と力加減は、結局のところ「書いた量」で身についていきます。

まとめ:チョコペンの文字はセンスより準備と温度管理

チョコペンで文字をきれいに書けるかどうかは、絵心ではなく「準備と温度管理」で決まります。45℃前後の湯煎で適度な固さに整え、一定の速度と力加減で書き、下絵をなぞる——この3つを押さえるだけで、にじみもガタつきも大きく減らせます。うまく書けないと感じていた人ほど、書き方より準備を変えることで仕上がりが見違えるはずです。失敗の多くは温度が高すぎる(にじむ)か低すぎる(ガタつく)かのどちらかなので、固さのサインを読み取れば対処も簡単になります。

最後に、この記事の要点を整理しておきます。

  • 文字書きの基本は「温度・速度・下絵」の3つ。固さを一定に保つのが最大のコツ
  • 文字を固めて飾るなら速乾タイプ、生ケーキのメッセージならソフトタイプを選ぶ
  • 湯煎は40〜50℃、熱湯は分離するのでNG。先端は1〜2mmと小さく切る
  • 線は一定の速度で一気に、細かい文字は画ごとに分けて書く
  • にじむのは温度が高いサイン、ガタつくのは固いサイン。温め直しでリセット
  • 固めるのは常温が基本。冷蔵庫の急冷は白い斑点(ブルーム)や結露の原因に
  • 水分はチョコの大敵。湯煎のお湯が入らないよう徹底する

まずは、いきなりお菓子に書く前に、クッキングシートの上で「まっすぐな線を5本、同じ太さで」引く練習から始めてみてください。線の太さがそろうようになれば、文字はぐっと書きやすくなります。チョコペンは何度でも溶かして練習できる気軽な道具なので、肩の力を抜いて楽しみながらコツをつかんでいきましょう。なお、アレルギーが心配な方は原材料表示を確認し、不安があれば医師にご相談ください。最新の商品仕様は公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

チョコレートとスイーツをこよなく愛する甘党ライター。バレンタインの特集チョコからコンビニスイーツまで、幅広く味わってレビューしています。カカオの産地や製法の違いなど、ちょっとマニアックな知識も交えながら、甘い世界の魅力を発信中。

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